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大腸ポリープ切除(日帰り手術)

大腸ポリープ切除(日帰り手術)

検査と同日の外来での切除手術も行っています

後日に改めて下剤を服用していただく必要もありません

外来での大腸ポリープ切除手術 内視鏡的治療について

ポリープは、大腸や胃で、粘膜の一部が隆起した状態になっているものを指す言葉で、消化器以外では声帯などにできることもあります。内視鏡検査では、ポリープなどの病変を見つけた時、その場で病変を摘出する内視鏡的治療が可能です。
胃のポリープはがん化するリスクが大腸のポリープほど高くありませんし、一般的に切除には入院が必要になります。それと比べて大腸のポリープなどの病変は、放置するとがん化する可能性が高いのですが、日帰りで内視鏡的に切除が可能です。

外来・日帰りで可能な内視鏡的治療

ホットバイオプシー

生検(組織の一部を採取)する時に使う鉗子(かんし)という道具があります。その鉗子でポリープをつまみ、高周波の電流を流して焼く治療法です。5mm以下の小さなポリープに使う治療法で、短時間で簡単に行えます。小さなポリープがたくさんある場合にも有効です。

ポリペクトミー

球形ないし基部に茎があるポリープを切除する際に使われる治療法です。内視鏡の先端から出したワイヤーをポリープの基部にかけ、通電して焼き切ります。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

平坦なポリープや、やや大きめのポリープを切除する治療法です。内視鏡を通した注射針を用いて、生理食塩水等をポリープの下にある粘膜下層に注射します。こうして筋層から浮き上がったポリープがコブ状になります。そこにワイヤーをかけてポリペクトミーと同じように高周波の電流で切り取ります。

内視鏡的治療後の注意

内視鏡的治療後の注意内視鏡的なポリープ切除を受けたら、その後の生活に制限が生じます。ポリープの大きさや取り方により、1週間から10日ほど飲酒・運動・旅行を避ける必要がもあります。

内視鏡的にポリープを取った方の心構え

内視鏡検査と同日に行える内視鏡的治療ですが、これは手術でもありますので、術後に穿孔や出血と言った合併症が起こる可能性もゼロではありません。クリニックの外来で受けられるとしても、合併症のリスクはゼロではありませんし、ご自宅で安静に過ごす必要があるため、ご自身の管理もとても重要になります。内視鏡でポリープ切除を受けても、痛みはなく、生活上に不都合があるわけではありません。それで油断して激しい運動や飲酒をしてしまって出血するケースもあります。
検査を受けてポリープが見つかった場合、出張や旅行、スポーツの大事な大会などが控えている場合には、ポリープ切除を同日に行わず、別の日に改めて受ける選択も必要です。
当クリニックでは、出血を限りなくゼロに近付けることを目標に、内視鏡大腸ポリープ切除に際して、食事や生活指導をきめ細かく行っています。

飲んでいる薬のチェックは不可欠です

抗凝固剤、抗血小板剤など、血液をサラサラにする薬剤を内服している場合、ポリープ切除前後の一定期間、お薬の中止していただく場合があります。服用を中止する期間はその方によって変わってきますので、必ず事前にご相談ください。お薬を休むことによるリスクが高い場合には、検査だけに留め、ポリープ切除を行わない場合もあります。

治療費について

ポリープ切除の手術は健康保険適用の対象です。
こちらで紹介している金額は、あくまでも目安のものです。詳しい料金を知りたい方は、ご相談ください。

大腸ポリープの切除を保険適用で受けた場合の治療費(3割負担)

ポリペクトミー・EMR
約2~3万円
※数や部位により料金が異なってきます。

任意保険の手術給付金について

現在、民間の生命保険や入院保険に加入されている方は、手術給付金を受け取ることができる場合があります。保険会社や契約内容により異なりますので、詳細は保険会社にお問い合わせください。ほとんどの場合、保険会社が指定する必要書類がありますので、それに医師が記載します。書類の完成には数日お時間を頂戴いたします。又、別途診断書作成料金が必要になります。

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